TETSUYAです
イタリア、ナポリ地方の郷土料理「アクアパッツァ」
イタリア語で「暴れ狂う水」的な意味合いを持つ料理で、魚とトマト、オリーブ、アサリなど様々な材料と一緒に煮込む豪快かつ旨味たっぷりのまさにイタリアンを代表する料理です。
一見難しそうに感じるかもしれませんが実はめっちゃ簡単です。
しかもフライパンひとつでできるので、余計な洗い物も出ないっていう優れた料理。
今回は知り合いから黒鯛をお裾分けしてもらったので、フライパンひとつでできるレシピを紹介していきたいと思います。
材料
アクアパッツァ 4人前
・黒鯛 半身 約500g
・オリーブ 8個
・トマト中サイズ 1個
・アサリ 8個
・ケッパー 15g
・ニンニク 2片
・白ワイン 100cc
・水 100cc
因みに横に見えているのは水の代わりに使うクロダイの頭で取った出汁です。
※通常は1匹丸ごと使用しますがかなり大きかったため切り身で作っています。
作り方
①フライパンにオリーブオイル、つぶしたニンニクを入れ弱火で色ずくまで炒めます。
②塩、胡椒をした黒鯛を皮目を下にして強火で焼きます。(皮目が焦げ付かないように気を付けてください)
③皮目に焼き色がついてきたらひっくり返し、強火にします。そこにオリーブ、アサリ、ケッパーを入れ少し炒め白ワインをそそぎ蓋をします。
④アサリの口が開いてきたら一度ふたを開け角切りにしたトマトと水を加えてひと煮たちさせます。
⑤スープの味を見てお皿に盛り付けたら完成です。
🔶ポイント🔶
・にんにくを痛めるとき以外はほぼ強火で大丈夫です。
・アサリは砂が入っていることがあるので事前に砂抜きをしておきましょう。
・チェリートマトなど小さめのトマトをそのまま入れる場合は白ワインを入れるタイミングで入れても大丈夫です。(カットしたトマトだとすぐ煮崩れてしまうので)
味見をして濃かったら水を足して薄めてください。
まとめ
フライパン1つでできるアクアパッツァ、いかがですか?
見た目の豪快さとは裏腹に意外と簡単なんですよね!
因みにアクアパッツァを美味しく作る上で大事なところはうまみと酸味のバランスです。オリーブ、ケッパー、白ワインなど酸味の強い食材と魚、アサリから出るうまみがちょうどいい塩梅になった時は最高に美味しいです!
因みに今回は魚のサイズが大きかった為、切り身で作りましたが1匹300gくらいなら頭付きで作った方がだしが出てさらに美味しく仕上がります。
さらにバジルやパセリなどの香草を加えることで上品な味に。数種類の魚介と作ればさらに旨味たっぷりに仕上がります。もう1ランク上のアクアパッツァを作りたい方はぜひ試してみてくださいね。
因みに残ったスープでパスタやリゾットを作っても絶品ですよ!